会社の成長は振り返りから始まる
会社の成長は振り返りから始まる
■先週は3ヶ月に1回の歯科定期検診でした。
専門的クリーニングもしてもらったので、
口腔内がとてもスッキリした感じです。
定期検診は歯科大学病院で受診しているのですが、
会計のシクミを改善中で、支払いは全て機械が
対応していました。
以前、ユニクロを利用した際も、すべての商品に
タグがつけられていて、複数の商品が瞬時に認識
され、1点1点をバーコードで読み取ることなく、
店員さんを介さずに、きわめて短時間で会計を
終えたことを思い出し、よのなかの進化を実感
した先週でした。
■日本の会社の中の99.7%は中小企業で
あることは、本欄で何度かお伝えしています。
では、私たち中小企業の従業員規模別内訳は
どうなっているのでしょう?
■下表は、令和3年度経済センサスから筆者が
作成したものです。
これをみますと
従業員10人以下の会社が全体の75%超を
占めています。
おなじく
10~19人が12.6%
20~29人が4.6%
30~49人が3.3%
50~99人が2.1%
100~199人が0.8%
200人以上で0.5%となっていて、規模が
大きくなるほどその数が少なくなっています。
■会社が成長するための課題は、
そのステージによって変わってきます。
一般的に従業員10人以下の会社の課題は
限られた商圏や業種の中で、競争相手と比較して
お客様にとって魅力的な商品とサービスを提供し
続けることが、重要かつ優先になります。
■では、全体の25%を占める従業員10人以上の
会社が成長するための重点課題は何かというと
・商品とサービスを磨き上げつつ
・人財の確保と育成
・業務プロセスの標準化
・資金調達などなど、
会社によってまったく違ってきます。
が、共通している課題は、
経営計画の策定と振り返りの徹底です。
■中小企業で経営計画を策定している会社の
割合は57.3%です。
(経済産業省 令和元年度中小企業支援機関の在り方に関する調査)
しかし、経営計画を策定している会社で、
その振り返りをしっかりとやっている会社は
どれくらいでしょう?
筆者の実感では3%未満です。
それは先ほどご紹介した従業員100人以上の
会社が1.5%とも近い数字です。
■経営計画を、月次、もしくは週次で
個人・部門・全社の振り返りと
修正を行うことによって、
会社の成長に著しい向上が期待できます。
それは、期首に立てた経営計画の目標や予算と
実績の差異を確認することで、会社の課題が
明らかになり、打つ手が明確になるからです。
■多くの会社では、月次定例会議で振り返りを
されていると思いますが、世の中の進化などと
同じように変化・進化しているでしょうか?
今一度、自社の姿を見直してみたいものです。
以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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過去から学び、現在に生き、未来に希望を持つ。
大切なのは、途中で立ち止まらないことだ。
アルベルト・アインシュタイン
(理論物理学者 1879~1955年)
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