経営計画は作ってからが本番
■今年のゴールデンウィーク明け(5/7)は、
青森でのスポット仕事でした。
仕事の後、弘前まで足の伸ばし、岩木山麓に
ひろがる満開の白いりんごの花と、弘前城の
姿に心洗われる思いでした。
■仕事柄、いろいろな会社の
「経営計画発表会」に参加することがあります。
今回は、この「経営計画の策定とその遂行」に
ついて、改めて考えてみたいと思います。
中小企業白書によると、経営計画を策定して
いる会社は約半数。
さらに発表会まで実施している会社は全体の
2割~3割となっています。
そして、経営計画を「書面」で作成し、
かつ「発表・共有」している会社は、
そうでない会社に比べて売上高経常利益率が
有意に高いことが証明されています。
つまり、
「計画を作り、全社で分かち合うこと」が、
業績向上の確かな一歩となります。
■高収益を続ける企業には、共通する「習慣」
があります。
それは、マネジメントサイクル(PDCA)を
組織の隅々で実践していることです。
策定段階: 社員さんたちを巻き込み、「自分たちの計画」にする。
月次: 損益(P/L)と重要指標(KPI)を確認~対応する。
週次: 行動計画の進捗を追い、具体策を練る。
日次: 朝礼などで重点事項を再確認し、集中度を上げる。
このサイクルを回すことは、上司にとって最も
重要な仕事の一つです。
なぜなら、上司とは、部下を成功へと導く
「最大の支援者」であるからです。
日々の対話を通じて現場の課題を解消し、
伴走し続けることで、部下の成長と目標達成が
重なり合っていきます。
■こうしたサイクルを、自然に行える組織の
経営者には切実なまでの責任感があります。
それは、「一度決めたことをやり抜かない組織
は死に至る」ということを本能的、あるいは
過去の痛い経験から知っている人たちです。
経営計画は、策定した段階では登山の2合目で
す。
日々の呼吸のように、当たり前のことを当たり
前に積み重ねる。
その誠実なマネジメントの実践こそが、
高収益体質への道です。
今日という日が、皆様の組織にとって実りある
一日となりますように。
日々是新 春木清隆
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「積小為大(せきしょういだい)」
小さな努力や積み重ねが
大きな成果や発展につながる
二宮尊徳(農政家・思想家 1787~1856)
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