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日常

奇跡のような有難いこと

■先週は月曜日に宇都宮で顧問先の仕事があり、
火曜日から金曜日まで、宮城県での仕事が続き、
4泊5日の出張の週となりました。


30日(水)は宮城県にいましたが、当日は全国
的に広い範囲で津波警報が発令されました。


翌日の木曜日、石巻市の顧問先で役員の方々と対
話する中で、過去の厳しい経験を乗り越えてこら
れた方々だからこそ持ち合わせる、姿勢や考え方
などを感じました。その対話の中から考えたこと
をご紹介します。





■石巻の顧問先での対話の内容は、前日に発令さ
れた津波警報から、その会社ですでにつくられ、
周知されている非常時の対応についてでした。


2011年の東日本大震災の経験からつくられた
その内容は、当時と比べ、会社の規模も2倍以上
になり、社会的責任も増していること。


そして世の中の価値観も変化し、以前は許容され
ていたことが今はそうではない、という状況を踏
まえ、この機会に全面的に、そして速やかに見直
そうという内容でした。





■その対話の中で、東日本大震災の時の痛ましい
話をお聴きして、津波の恐ろしさ目の当たりにし
た人ならではの、自然に対する深い畏(おそ)れ
を感じ取りました。


そして、改めて強く感じたのは、私たちが日常
「当たり前」と思っていることは、決して、
「当たり前」ではない。ということでした。


朝目が覚め、太陽の光を浴び、新鮮な空気を吸い
込むこと。家族や仲間がいること。仕事があるこ
と…。


これらはあまりにも身近すぎて、ついその存在を
意識しなくなりがちです。しかし、少し立ち止ま
って考えてみると、その一つ一つが実はかけがえ
のない「有難い」ことであると気づかされます。





■「当たり前」の中に「有難い」を見出す心は、
人生を豊かにする力だと信じています。


完璧にはほど遠いかもしれませんが、それでも、
日々の暮らしの中で、小さな「ありがとう」を
大切にしていこうと思っています。



以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

今日も、皆さまにとって、
最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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「当たり前と思うことを、当たり前と思わない
ことが、人の心の成長に繋がります。」

渡辺和子(修道女 1927~2016年)
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