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インフレ時代を成長の機会に

■先週は、金曜日に日暮里で、日曜日は神楽坂で
ともに友人たちと早めの忘年会みたいなことをし
ました。


気がつけば今年もあと数週間。
まさに「あっ」という間に時がすぎる早さを実感
しています。





■今回はインフレ環境下での中小企業経営につい
て、考えてみたいと思います。


貨幣経済ができてから数千年が経ちますが、この
間でデフレになったのははわずか3~4回です。


その中でも、ここ日本の約30年は、世界的にも
例を見ないほど長いデフレでした。


これまでのデフレ下では、
「お金の価値が上がり、
モノの価値が下がる」時代。


現在のインフレ下では、
「お金の価値が下がり、
モノの価値が上がる」時代。


つまり、まったく逆の現象がおきているわけです
しかし、私たちは長いデフレ経済の下で経営を続
けてきましたので、


どうしても“過去の延長線上の考え方”を無意識に
選んでしまいがちですが、それが今は判断を曇ら
せることもあります。





■下の表は、本欄で「インフレ」をテーマに執筆
した一覧です。


2022年1月に取り上げてから4年弱。「インフレ」
は、私たち中小企業経営に仕入れ価格や賃金の高
騰となって押し寄せてきています。


過去の記事では、具体的な事例とともに対応策に
も触れていますので、必要に応じて、参考にして
いただければと思います。





■また、インフレ環境で経営判断をする際に、押
さえておきたい「基本姿勢」も表として整理しま
した。






デフレ時代とは価値判断が180度異なる点も多く
まずはその違いを正しく理解することが大切です。


なお、筆者自身が新卒で入社した会社は、インフ
レからデフレへの潮流変化を読み違えたことが経
営悪化の一因となりました。


環境変化と基本認識のズレが、会社に大きな影響
を与えることを身をもって学びました。





■とはいえ、むやみに焦る必要はありません。
落ち着いて状況を見極め、どっしりと判断する
ことが何より大切です。


この環境変化は、会社を強くするチャンスでもあ
ります。


価値を磨き、粗利益を確保し、その利益を投資や
働く環境づくりに循環させる・・・。


焦らず、一歩ずつ前へ。
この時代を未来をつくり直すための良いきっかけ
にしてまいりましょう!



以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


今日も、皆さまにとって、最幸の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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「状況に適応する者だけが生き残る。
最も強い者ではなく、最も賢い者でもない。」

チャールズ・ダーウィン
(自然科学者 1809~1882年)
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