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日常

「時中」に学ぶ、自然の理と経営の知恵

■2月21日~23日の3連休は、久しぶりに3
日間とも休みを取ることができました。


といっても、来客や都内でのイベント参加など
で予定は埋まっていましたが、その間に振り返
りと諸準備を行う3日間でした。


そんな連休の二日目の昼、いつものジョギング
コースを走っていると、梅の花やホトケノザな
どが鮮やかに咲いているようすを見て、春の訪
れを実感することができました。


今回は、こうした田園の風景から感じたことを
共有したいと思います。



■走っている途中、まず目に入ったのは何も植
えられていない田んぼでした。


その光景を見て、
「この田んぼは、これから水が引かれ、苗が植
えられ、米を育てるために力を蓄えているんだ
な~」と感じました。


そこから、「時中(じちゅう)」という言葉を
思い出しました。


「時中」とは、中国の古典『易経(えきき
ょう)』に出てくる言葉です。その意味は、
その時、その場に最もふさわしい行動を取
ることです。


農作業でいえば、春に種をまき、夏は雑草
をとり、秋に収穫し、冬は土を休ませる。


この循環が自然の理にかなったものであり、
冬に種をまいても実がならないことは誰でも知
っていることですし、冬に種をまく人はいない
と思います。





■しかし、現実の経営においては、種まきや雑
草取りといった基礎的な取り組みがおろそかに
なり、収穫(業績)を求める傾向が強いように
感じています。


以下に、農作業と経営実務を図表で整理してみ
ました。


通常、春夏秋冬の四季は、1年で巡るものです
が、実生活においては人生にも四季があり、
1ヶ月や1日にも四季のようなサイクルがあり
ます。


1日を例にしますと、朝に目覚めて活動を始め
昼働き、夕方から緩めて、夜は休む。このサイ
クルが健やかな生活を作ります。


しかし、経営となると、そのような自然の流れ
に沿って、その時々の状況に応じ、最もふさわ
しい判断や行動を選べているでしょうか。





■自然の理にかなった判断と行動ができるよう
になると、よりスムーズに目的に近づくことが
できるようになります。


とはいえ、この「見極める力」は、短期間で身
につくものではありません。日々の習慣の中で
ゆっくりと育てていくものだと考えています。





■日記を書くこと、歩く(走る)こと、自然の
中に身をおくこと……。さまざまな方法を実践
する中で、一番効くと実感していることは30
年以上続けている「瞑想」です。


「瞑想」の効能はいろいろと立証されています
が、「自分の心の働きを一歩立ち止まって眺め
る力」、いわゆるメタ認知力が高まることは身
をもって感じていますし、実証研究でも明らか
になっています。


「瞑想」は、人生やビジネスを俯瞰して観る視
点を養い、今回のテーマである「時中」にかな
った判断に導く大きな力になると、確信を持っ
てお伝えします。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


今日も皆さまにとって、
最良の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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蒔かぬ種は生えぬが、蒔く時節を誤れば、生える種も生えぬ。

二宮尊徳(農政家・思想家 1787~1856)
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