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墓参から考えた「売れる商売」の見つけ方

■今週の日曜日は、毎月恒例のお墓参りでし
た。もともと特に信心深い方ではありません
が、


鹿児島県出身の妻に誘導され、いつの間にか毎
月お墓参りをするようになりました。


続けてみると不思議なもので、お墓の前で手を
合わせていると気持ちが落ち着き、心が整うの
を感じています。


妻の実家である鹿児島市には何度も訪ねており
その際にお墓参りをさせてもらっています。
市内にある墓苑は野球場が何個も入るよう
な大きさです。


その墓苑の中にあるたくさんのお墓の半分くら
いは、いつ行っても新しい花が供えられていま
した。今回はその生花から思い出したことにつ
いて共有します。





■大学院で「新産業創出論」という科目を学び
ました。


その概要は、政府統計資料を読み込んで、新た
な産業(商売)をつくろう、というものです。


その授業の中で、鹿児島の生花(切り花)の消
費量が全国トップクラスだったことを思い出し
ました。お墓に花が多く供えられている光景を
見るとなるほどと納得です。





■そこで、総務省の家計調査を使って食品にか
んする消費量を下表にまとめてみました。


山形県の中華そば(らーめん)好き、鹿児島市
民は山形市民の約9倍の焼酎を飲んでいること
がわかります。


数字を見ると驚きますが、これは地域の文化や
生活習慣がそのまま表れているとも言えます。


■ここから中小企業経営の参考になる数値とし
て、食以外の主な品目について、上位下位をま
とめてみました。


この表を見ると、1位の都市と最下位の都市で
は消費額に大きな差があります。そこに消費
(商売)にかんするあらゆる可能性を発見する
種があるのです。


たとえば、東京都区部が自動車購入で最下位な
のは、公共交通機関が極めて発達しているため
です。


一方で、札幌市がタクシー代で最下位なのは、
地下鉄・市電の充実や、冬の移動事情も影響し
ているかもしれません。


それらの背景から、都内においてのタクシー内
サービス(広告など)や、公共交通機関が整備
されていない地域での代替手段の提供などを考
えるヒントになります。





■さらに自社の活動商圏の消費傾向をつかむこ
とで、お客さまの全体像の理解や、求めている
内容について考察する材料にもなります。
下表は仙台市について簡単にまとめたものです。


■仙台市では自動車購入は全国平均以下の
8,421円で、全国平均マイナス3,929円です。


購入費を抑えているということは、今ある車を
大切に乗る、あるいは中古車を選ぶ層が多いと
いうことです。


ここから、車検・コーティング・修理といった
「維持・管理」のサービスには強い需要が存在
することが商売のタネとして想像できます。





■さらに、車周辺情報を仙台市から商圏を拡げ
てみると、1世帯当たり台数は、下表のように
倍以上の地域差があります。


これはチャンスと捉えられますし、地域別(市
町村別)にキメ細やかな打ち手を考えるヒント
にもなります。


また、見方を変えれば「車を持たない層」へ
のアプローチ、例えば、 重いもの、大きいも
のの販売(家具、家電、園芸用品など)の、配
送サービスの充実が競合との決定的な差別化に
なります。



どのような立地、業種であっても会社を成長さ
せる手段は必ずあるものと確信します。


今回は、お墓に供えられた花から、政府統計資
料を使いそのヒントを探ってみました。


以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


今日も皆さまにとって、
最良の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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人々が何をしているかを見よ。そこに商売のヒントがある。

サム・ウォルトン(ウォルマート創業者 1918~1992年)
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