ブログ
日常

現場は経営者の心の鏡

■先週は、柏市から始まり、岩手県~宮城県、
木曜日は川崎市と、各地の顧問先ででの仕事で
した。


火曜日の岩手県では、全役員はじめ約百人が参
加する、外食企業の勉強会でした。今回はその
会社について情報共有します。


■今期40期目のその会社は、創業以来、増収
増益基調(東日本大震災時など除く)で、
年商100億円を超える規模に成長し続けてい
ます。


この会社の一般社員さんたちが、毎日、ビジネ
スチャットツールに一日の振り返りとして書き
込んでいる、内容の一部をご紹介します。



<以下引用>

今日(店名)を卒業する高校生の親御さんが食
事に来てくださりお菓子を皆さんでどうぞ、と
持ってきてくれました


『今日までとても良くしてくださりありがとう
ございました!』と。


『こちらこそ部活を続けながら来てくれてとて
も助けられました!』とお答えしたらご夫婦、
お兄さんまでニコニコの笑顔で帰っていかれま
した。


毎年の事ですが本当にありがたいお言葉でした
!また(地名)に戻ってきた時には食べにご家
族で食事に来てもらえたら嬉しいです!


三年間美味しい料理を作ってくれてありがとう
ございます!


<引用ここまで>





■一読しただけでは、「いい話ですね」という
内容かもしれません。


しかし、アルバイトさんのご両親とお兄さまが
菓子折りを持って店舗にご挨拶に来られ、
ニコニコ顔で帰られる・・・。


これは、働いてくれていたアルバイトさんが、
『お店でこんな嬉しいことがあった』などと、
笑顔で、家族に話していたことが、何度もあっ
たと想像できます。


そして、『毎年の事ですが』と書いていること
は、この店(会社)ではこのような事例が
毎年のようにあることも考えられます。


さらに、一般社員さんがアルバイトさんに対
して、『三年間美味しい料理を作ってくれてあ
りがとうございます!』とねぎらいの心をもっ
ていることから、この会社の空気感が伝わって
くるのではないでしょうか。





■このエピソードはじめ、40年増収増益の大
本にあるのは、経営理念の理解・実践・浸透で
す。


この会社の経営理念の中に
『お互いが人としてより正しい心を磨き合い』
という一文があります。


この会社で、この理念を誰よりも実践している
のは、創業者である現相談役です。


それは、損得の計算も大切だが、それ以前に善
悪の判断(人としての正しい心)を優先する。


2013年からこの会社にかかわり、それを感じ取
れる場面が何度もありました。





■経営者の日ごろの言動が、もっと言えば、
ふだん心の中で考えていることが、経営理念を
現場の末端まで行き渡らせるポンプのような
心臓のような役割を果たしているのです。



経営者が社員さんを大切にする
     ↓
社員さんがアルバイトさんを大切にする
     ↓
アルバイトさんがお客さまを大切にする
     ↓
家族を含めた地域全体がファンになる



このような循環が40期増収増益の大本です。




■この会社は現在、創業者のご子息(30代)
が社長をつとめています。


彼も長引く不況や東日本大震災、そしてコロナ
禍の中も、「人としての正しい心」を大切にし
会社成長の大車輪となって働き続けています。


数字を動かすのは、結局のところ「人」。


そして人を動かすのは、
経営者の「正しい心」への執念に他なりません。


あなたの会社の理念は、卒業していくアルバイ
トの家族を笑顔にする力を持っているでしょう
か。



以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


今日も皆さまにとって、
最良の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

―――――――――――――――――――――
人は扱われた通りの人間になる。

ゲーテ(ドイツの詩人  1749~1832年)
―――――――――――――――――――――


Copyright(c) hibikorearata All rights reserved.