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業績が上がり、離職が減る会社がやっていること

■毎月、経営者・幹部・一般社員さんなど、
さまざまな立場の方と対話をしています。


人数にすると、1か月数十名ほどになります。
その人たちが働いているのは、上場企業や中小
企業で、業種や職種も雑多です。


最近では、このような対話を
「1on1(ワンオンワン)」と呼び、一種の
流行のようになっていますが、事業会社で経営
に携わっていた25年以上前から、必要に迫ら
れ始めました。


今回は、最近行った対話の中から、印象に残っ
た事例をご紹介します。




■対話の相手は、昨年から部長職に就いた女性
です。昨年3月、この方の部長昇格を機会に始
めました。


対話のおもなテーマは、
「どんな部門を作っていきたいか」、そして
「それをどのように進めていくか」です。


今回の対話では、今期の部門売上予算23億円
に対して、25.6億円(予算比111.3%)の着地
予想であること、


また、現在の内在する課題と、将来さらに成長
するための打ち手について、考え、話してもら
いました。





■この方の美点は、経営者のしめす経営理念を
心から信じ、実践しようとしていることです。


部長に就任当初、「どんな部門にしたいか」を
聞いたところ、


「コミュニケーションをとり、支え合い、共に
戦い、幸せになる部門にしたい」
と話してくれました。


毎月対話を重ねていますが、迷いながらも、
その方向性がぶれることはありません。





■さらに、この方の持ち味は、
部下を「コントロールする」のではなく、
部下を「活かそう」としていることです。


直属の部下が4人いますが、一人ひとりを観察
し、その強みや弱みを持ち味として捉えていま
す。


そして、部長として、
「どのような環境をつくれば、部下の力が最大
限発揮されるのか」を常に考え、試行錯誤して
います。


残念ながら世の中には、部下への敬意や感謝が
少なく、自分の成功パターンを押しつけようと
し、結果、まわりの人が疲弊していることに気
づいていない――そのような上司も少なくあり
ません。





■これまでのリーダーは「正解」を持ち、
部下をその通りに動かすことで結果を出して
きました。


しかし、これからのリーダーは、「正解」を持
つ人ではなく、


「場を整え、部下を活かし、正解を生み出す人」であることが求められます。


なぜなら、働き手の激減と、働く人の多くが平
成以降に生まれた人たちになってきているから
です。


筆者がかかわる会社は、離職が減り、業績は上
がり続けています。それは、経営者がこうした
環境変化を感じ取り、考え方や経営のあり方を
変えてきたからなのです。


これからのリーダーに必要なのは、
「人を動かす力」よりも、
「人が活きる場をつくる力」
なのかもしれません。



以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


今日も皆さまにとって、
最良の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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わが子にしてほしいことを、
まず親たる自分からはじめる。

森信三(教育者 1896~1992年)
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