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伊勢神宮の「常若」に学ぶ、永続する企業のあり方

■先週の金曜日・土曜日、顧問先からご招待
いただき、伊勢神宮に行ってきました。


伊勢神宮は、10年以上ぶりでしたが、一歩足を
踏み入れた瞬間から、その場に流れる澄み切っ
た空気や厳かな雰囲気に包まれ、心が洗われる
ような思いがしました。


今回参加させていただいたのは、伊勢神宮で
1,300年以上にわたり受け継がれてきた
「式年遷宮(しきねんせんぐう)」に関連する
行事です。


20年に一度、社殿を新しく建て替える式年遷宮。
そのために使われる御神木を運ぶ
「御木曳き行事(おきひきぎょうじ)」に、
全国から集まった約680人の「特別神領民」の
一員として参加し、「エンヤッ!!」という
掛け声とともに約1時間、御神木を曳かせて
いただきました。


梅雨入りの時期にもかかわらず、当日は見事な
青空が広がり、日本の伝統や精神文化に触れる
ことができた、非常に清々しく貴重な時間とな
りました。


今回は、この体験を通じて感じたことを共有し
たいと思います。





■「会社の寿命30年説」が提唱されてから
40年以上経ちますが、さまざまな統計や資料
を見ても、一般的な企業の寿命は20〜30年
程度と言われています。


一方で、日本には創業100年を超える企業が
4万社以上存在し、その数は世界でも突出し
ています。


人の寿命には限りがありますが、会社は理念や
仕組みを受け継ぎながら世代を超えて存続する
ことができます。


今回参加した行事の中に、企業が長く繁栄し
続けるための大きなヒントがあるように感じ
ました。





■1,300年以上続く式年遷宮。その根底には、
「常若(とこわか)」という考え方があります。


「常若」とは、「常に若々しく、瑞々しい状態
を保ち続ける」という思想です。


人も組織も、放っておけば過去の成功体験に
とらわれ、少しずつ変化への対応力を失って
いきます。


しかし伊勢神宮では、20年ごとに社殿を新
しく建て替えることで、変わらぬ伝統を守り
ながらも、常に新しい姿へと生まれ変わり続
けています。


先日の御木曳きで感じた一体感や感動も、この
常若の営みを何世代にもわたって受け継いでき
た人々の想いが、今なお生き続けているからこ
そ生まれるものなのだと感じました。





■筆者は、中小企業が末永く繁栄していくため
の重要な仕組みの一つが事業承継だと考えてい
ます。


現在、かかわっている会社のほぼ全てが事業継
承の過程にありますが、増収増益基調で成長を
続けています。


そうした企業に共通しているのは、創業者が
30歳前後で起業(継承)し、そのご子息や
後継者もまた30歳前後で会社に入り、現場
経験を積みながら管理職、経営陣へと成長し
ていることです。


そして、その過程で時代に合わせて商品や
サービス、組織や仕組みは柔軟に変化させ
ています。


一方で、創業以来の理念や信条は大切に守り
続け、理解・実践・浸透を重ねています。


変えるべきものは変え、守るべきものは守る。


その姿は、式年遷宮の「常若」の考え方と重な
るようにも感じます。


後継者を育てながら事業を更新し、
理念を次世代へ受け継いでいく。


それこそが、企業における「式年遷宮」であ
り、永続する企業づくりの本質ではないでし
ょうか。



以上、最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


今日も皆さまにとって、
最良の一日になりますように。


日々是新 春木清隆

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「会社を老けさせない仕組みを持つ」

作者不詳
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