慣れた一歩を、明日への一歩に。
■先週は、月曜・火曜が静岡の顧問先での月例
活動、水曜・木曜は湯河原での幹部合宿、金曜
はWEB面談2件と都内の顧問先で取締役会に
参加。そして土曜は仙台でセミナーを受講しま
した。
それぞれの場所で、皆さまとじっくり話し、
学ぶ機会に恵まれた一週間でした。
下の写真は、湯河原で早朝ジョギングしたとき
のものです。今回は、走りながら感じているこ
とや考えたことを少しお伝えしたいと思います。
■最近ジョギングしていて感じていることは、
「気持ちの持ち方」の大切さです。
夏の時期は熱中症の危険もあるので、心拍数を
確かめながら、無理をせず走っていました。
まずは、安全に走り終えること。それが一番で
「守り」の姿勢で走っていました。
最近は気温も下がってきましたので、心拍数が
多少高くても「攻め」の姿勢で走っています。
すると1㎞あたりのタイムが1割くらい速く
なっているのです。
日常的に走っている方はおわかりだと思います
が、長距離走でも1割速くなるのはなかなか大
変なことです。
もちろん、気温が下がって走りやすくなった
ことも大きいと思います。それでも、「気」を
入れ替えて、「攻め」の姿勢で走ることが、結
果の改善につながることは、経営にも通じる
ものがあると考えました。
■皆さまご存知ように、わが国の経済状況は、
ながく続いたデフレ基調から転換し、2022年
からインフレ状態が続いています。
物価が下がり続けるデフレと、物価が上がり続
けるインフレでは、まったく逆の方向に歯車が
動いている状態です。
デフレ下の経営戦略はコストを下げ、現金を貯
める「守り」の経営であり、
インフレ下のそれは、値上げと投資で、利益を
上げる「攻め」の経営です。
しかし、中小企業の現状をみわたすと、デフレ
時代の経営から転換しきれていない会社が少な
くないように思います。
■下表はこの数年の平均賃上げ率と物価上昇率
を推移です。
これを見ますと、この3年は平均賃上げ率と
物価上昇率をあわせると7%以上上昇してい
ることが確認できます。
これを営業利益率5%の会社にあてはめると、
下表のような損益計算書になります。
人件費と諸物価の値上がりで、販売管理費が
7%上昇し、赤字転落。体力のない会社から、
資金繰りが悪化し、バンザイ・・・。
最近の高い倒産件数はこのような情況が背景に
あります。
■こうした環境のなかでも、筆者の顧問先は
黒字続伸か、過去最高益を更新するなど、
堅調な経営をすすめています。
その要因は、過去本欄でご紹介してきた考え方
や打ち手を、その会社独自のやり方で取り組ん
でいることにあります。
そして、社員の皆さんの日々の工夫と努力があ
ります。
そのうえで、大きいと感じるのは、経営者が
「攻め」の姿勢を誰よりも強く持ち続けている
ことにあります。
「攻め」は、無理を重ねることではありません。
お客さまへの価値を高め、社員の働きやすさを
育て、会社の未来に必要な一手を打つことです。
慣れたやり方に頼りすぎていないか。
今の環境に合う行動を選べているか。
皆さまとともに、会社にも、働く人にも、
明るい明日をつくっていきたいと思います。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、最良の一日になりますように。
日々是新 春木清隆
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まことに 日に新たに 日々に新たに また日に新たなり
昨日までの古い考えや惰性、失敗にとらわれず、
今日という新しい一日を初心の気持ちで迎えること。
出所:中国の古典 『大学』
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